フィギュアスケート団体戦男子シングルショート/
王者マリニンがショートプログラム最後の演技を終えた後、大声援に包まれている中、笑顔はなく声援に応えることもなかった。
自ら神を名乗る男は知っていた。着氷が乱れ、バランスを崩し、流れが止まる。前走の日本の鍵山優真がスピン、ステップ、ジャンプ全てレベル4、108.67の高得点を叩き出していた。
最初の四回転アクセルを回避した時にすでに異変は起きていたのかもしれない。
日本23ポイント、アメリカ25ポイント。日本との差は2点、この演技で1位が取れなければ1ポイント差になる。
いつものマリニンなら技術点(TES)、演技構成点(PCS)も加点されて当たり前だった。ステップもアクロバティックなムーブメントも、いつもの輝きを失っていた。
キス・アンド・クライ(ジャッジを待つ場所)で取り囲むスタッフ、選手も知っていた。いつものマリニンではない。ずっと一緒に戦ってきたから、わかることがある。2年間負け知らずだったマリリン。
17歳で、羽生結弦選手がなしえなかった四回転アクセルを、世界で初めて成功させた選手です。フリースケーティングでの、全6種7本の4回転ジャンプ史上初成功させている。今5回転を飛べる可能性が、最も高い選手であり、注目したいきたいと思います。
イリア・マリニン
米国
出身地米国・フェアファックス
生年月日2004年12月2日
身長174.0cm
主な成績25年・24年・23年GPファイナル 優勝
25年・24年世界選手権 優勝
23年世界選手権 3位
22年GPファイナル 3位
22年世界ジュニア選手権 優勝
25年・24年世界選手権 優勝
23年世界選手権 3位
22年GPファイナル 3位
22年世界ジュニア選手権 優勝
コーチタチアナ・マリニナ、ロマン・スコルニアコフ、ラファエル・アルトゥニアン
自己ベスト333.81(25年スケートカナダ)
SP自己ベスト110.41(25年世界選手権)
FS自己ベスト238.24(25年GPファイナル)

